「神田、お願いだから街に着いても一言もしゃべらないでね」
と釘を刺せば、お前とは喋らねぇよと返されたので泣きたい。

ピーマンのためを思って言ったのにね!!

「と……とにかくファインダーがすでに街の調査は終えております。
エクソシスト様方にお願いしたいのは、この街が
AKUMAの製造基地になっていないかの確認と
もしAKUMAを発見次第、速やかに破壊して欲しいのです」

トマの言葉に、神田と顔を見合わせた後静かにうなずく。

そうだ、奇妙な宗教も気になるが一番の目的がAKUMAの退治だ。

「まずは街につき次第、いつまで滞在するか分からないので
宿に案内します。そちらで今日はお休みください。
翌日から私がテオスディオだけでなく周辺の地域も案内させて頂きます」

「周辺の地域?テオスディオの街以外にもあるの?」

「はい。テオスディオ周辺には小さな集落が点在しております。
彼らの多くはテオスディオの宗教理念に合わなかった方々ですね。
村と言えるほどの規模ではありませんが、それなりに周りで暮らしています。
ちなみに街を出て徒歩で30分程度の距離にありますので
すぐに案内できますよ」
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彷徨いアリス