よかった。これが一日歩いてとかだったら死んでたーと内心ガッツポーズする。
でもAKUMAの製造基地の発見はともかくとして
どうやってAKUMAを発見すればいいんだ?と悩みこむと
それを察したのか、周辺地域でAKUMAの発生例があることや
万が一長期的に見つからなければ追加でアレンも派遣されると呟いた。
「なんで魔王くんの?」
「ま?――チッ」
あ、なんで魔王か聞こうとしたけど聞いたら聞いたで
会話のラリー続くのが、めんどくさくなって舌打ちしたな。
「アイツなら見えるからだよ」
「……見える?何が?あ、意外と霊感あったりするパターン?」
あれ、でもAKUMAって心霊のくくりでいいのかと頭を抱えれば
呆れたように神田が続けた。
「アイツは人間の皮を被ったAKUMAを見ることが出来んだよ」
のちに少女は語る。電車の中でまさかの衝撃告白に
絶叫しなかった自分を褒めたいと。
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彷徨いアリス