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……
しばらく歩いていると、ランボがごね始めた。
「ランボさん、のどかわいたぁ〜」
「あっ、ならあそこで休もうか?」
普段なら
我慢しろよと
怒鳴りつけるが、ここは京子ちゃんの手前だからと
グッとこらえて、カフェテリアを指さす。ランボはわーいっと駆け出していった。
それを見て、俺がおごるんだよなぁと
呆れつつも不思議と
嫌ではない穏やかな気持ちになったツナだった。
席につくと女子二人が機転を利かせて飲み物を買ってこようかと立ち上がったので
慌ててそれなら私も、とついて行こうとしたが、私達は手が空いてるし二人は話があるんでしょ?と
気遣われたので、それに甘えていつもの困ったような笑みで礼をのべてお任せした。
その二人を見て獄寺と山本もじゃあ食べ物は俺らが買ってくるから…とこっちも気遣ったのか
私とツナを二人きりにするようにランボ達幼児も連れて行ってしまった。
席についてふぅと息を吐く。
「良い子たちで良かったぁ……」
「そうだよね。俺も仲よさそうで良かった」
ツナもホッとしたように
安堵の笑みを浮かべている。
どうやら自分も無理を言って誘ったんじゃないかと心配していたらしい。
慌てて少女は否定するように首を振った。人に気遣われるのは居たたまれない。
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彷徨いアリス