「あ、そういえば話したかったことって何ですか?」

「そうだった。――いや、この前さ…リボーンが言ったこと。
俺、色々と考えてみたんだけどさ…やっぱり理不尽りふじんだと思って…」

少し真剣で不安げに顔をくもらすツナに少し身構みがまえる。

「俺もいきなりマフィアとか物騒ぶっそうな話をされてビックリしたから分かるよ。
でも、俺はまだ男だし……少しはムチャもできるけど。
美緒さんは女の子だから………心配で」

本当ならこんなことに関わって欲しくない。
俺もできる限りリボーンを説得してみようと心がけているけど
リボーンは関わらざる終えないの一点張りだとツナは項垂うなだれた。

「あ…ありがとう。でもツナさんだってあんまり危険なことには関わって欲しくはないです。
――それは男とか女とかは私の中では関係ないかな。……ただ私は自分の大切な人達が傷ついて欲しくない」

ツナの言葉に少し考えて、この前から考えていた言葉を告げる。
もちろん、私もマフィアの世界なんてごめんだとも少し茶化すように続けた。

少年は少し驚いたが、私の本音に少し嬉しそうだけどどうしたらいいか分からない子どもみたいな顔で苦笑した。

「美緒さんは優しいんだね。そうだよね。俺だって本当は嫌だよ。
痛いことも嫌だし、誰かを傷つけたくもないんだ。――決めたっ!!
俺も、美緒さんもどうにかマフィアになんかならない道を考えよう!!」



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彷徨いアリス