それをみて、私のヘタレの
勘の
鋭さが『あ、こいつもあいつももしやヤバイ奴?』と固まる。
目の前の見るからにやばい頭から青い炎を出している少年と上の男に対して交互に視線を行き来させ
脳内でピロリンと出された『逃げた方がいいし関わらない方がいい、でないと絶対後で後悔するぞ』と言う結論に従って
ゆっくりとこの場からどさくさに紛れて人混みに逃げ込もうと
画策していると
それを知ってか知らずか目の前のやばい奴1の少年に腕をつかまれうわずった悲鳴がでる。
「ここは危ない!!とりあえず拙者と一緒に逃げましょう!!」
「なっなんで!?ぶっちゃけ私はあなたとも離れたいんだけどぉ!!」
涙目で嫌だと駄々をこねるように首を振るが、少年の視線は頭上の男に注がれている。
「このままだと美緒殿が危ないんです!!」
え、なんで……?危ないという言葉に固まっていると少年はすかさず隣にいたツナの腕もつかんで
刃物を振り回す男とは反対方向に走り出した。ツナと私も
唖然と状況に飲まれてついていくのが精一杯だ。
とにかく、危ないというワードが頭で反響して、私と同様に腕を引かれたツナも
恐らく少年的に言うと危ない状況なのでは、と察した。ツナも真っ青な顔で怯えて少年に叫んだ。
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彷徨いアリス