「そろそろゲロっちまう気になったかぁ?」
不敵ふてきな笑みで余裕そうに詰め寄る男に、少年は断固としてゆずらない。
その反抗的な態度に上等だと言わんばかりに激しく剣を突き立てた。
それを少年がボロボロになりながらも弾いていく。

「どっどうしよう……」

隣のツナが弱気な声を出した瞬間、何かが彼の顔めがけて飛んできた。
27と書かれた……これはミトン………?なっなんでこんな物が?

可愛らしい声がその手袋はつけとけ、と自販機の上から聞こえてきたので
ツナと一緒に見やるとなんと変な格好のリボーン君が立っていた。

「なっお前!!」

「ただの通りすがりの植木うえき人間だ♪」

「ただの植木人間が通り過ぎるかよ!?お前っこんな大変な時にどこに居たんだよ!!」

「俺にも色々事情があるんだ。女こどもを安全な場所に避難ひなんさせたり
――このコスプレを押し入れから探したりな♪」

「そっそんな理由で!?というか私もその女こどもに含まれてないんですかリボーン君!?」
以前保護してくれる的なことを言っていたのはリボーン君じゃなかったのかと頭を抱えると
私達のコントのような茶番のようなやりとりをさえぎるように悲鳴が聞こえてきた。



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彷徨いアリス