ツナはリボーンを知っているのかと質問したが、バジルはリボーンはワケ合って戦えないとだけ返した。
そして間髪いれずにこれを持って逃げて欲しいとツナに頼んだ。案の定(あんのじょう)ツナは慌てふためく。
そりゃそうだ。まずこれが何なのかも分からないし逃げるってことはこれ持ってると追われる可能性もあるってことでしょ?
ツナが断ったのでなら私に持って逃げろ…とかこないかなと怯えていると
何かの太刀筋に瓦礫ごと私達は吹き飛ばされた。先ほどの男が剣を構えて好戦(こうせん)的な笑みを浮かべ立っている。

「そういうことかァ。こいつは見逃せねぇ一大事じゃねぇか」

私達はビルのガラス面をバックに男と対峙する。
男は私達を片付けた後、この箱を持ち帰ると剣先を向けながら宣言した。
そして慈悲(じひ)なのか脅(おど)しなのか、それを渡す前にどう片付けて欲しいかと問いかけてきた。

「ひっ…!?こっここ殺す気なんですか!?」
涙目で怯える私にお前は後だ、と告げるとまずツナ達をやると宣言した。
バジルはその言葉に臆(おく)することなく、ツナにそれを渡してはいけないと叫ぶ。

「だっだけど……」

ツナもガタガタ震えて、どうすればいいか分からないと目をつぶっていた。
私も涙目でツナ…と呟きながらどうすればこの状況を脱却(だっきゃく)できるだろうか
まだ死ぬには諦(あきら)めきれずに必死に模索(もさく)していると、若い男性の声が聞こえてきた。

「相変わらずだなスペルビ・スクアーロ」

救世主と7つのリング



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彷徨いアリス