この金髪イケメンはディーノさんと言うのか。脳内メモ帳に二重線を引いてチェックつけておこう。
隣のツナも少し安心したように表情が和(やわ)らいだので、恐らくとても強い人なんだろう。

私達のヘルプを察してか、駆けつけたディーノさんは険(けわ)しい顔でスクアーロに相手になるぜと布告(ふこく)した。
やったー!!天の助けだ!!と喜ぶツナと私。しかし、勘(かん)が良すぎる私だけ気付いてしまった。
そう、ここでドンパチやりあえば最悪こちらにも被害が及ぶんじゃね?ということに。
というか、もし私達が破壊(はかい)した建物とかの請求って誰に行くの!?と深読みしないでいいことまで
いつもの癖でネガティブ被害妄想をこじらせて慌てていると
私の巻き込まれたくないという願いが届いたのか、はたまた偶然か……
ディーノの言葉に考え込んでいたスクアーロが声をあげた。
「お前をここでぶっ倒すのも悪くないが同盟(どうめい)ファミリーとやりあったとなると"上"がうるせぇ!!」

「今日のところは大人しく帰る…わきゃねぇぞぉお!!」

「っ――ツナ!?」

隣にいたツナの体が宙に浮く。スクアーロに頭ごと持ち上げられたツナが苦しそうに悲鳴をあげた。
私がどうにか助けられないかとパニックになっていると、間髪いれずにディーノがスクアーロにむけて鞭(むち)を振るう。



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彷徨いアリス