その間もかなり必死の形相ぎょうそうでボロボロの少年バジルが追いかけようとするも
どう見ても傷だらけすぎて倒れ込んでいた。遅れて今頃やってきたリボーンに深追いするなと
キュートボイスから似合わぬシリアスな感じに制止されているので少し笑いそうになる。
案の定ツナも今頃出てきてとリボーンに怒鳴っていたが、リボーンはさらに衝撃しょうげきの言葉をつげた。

「あいつもボンゴレファミリーだからな…俺は攻撃こうげきできねぇんダ」

「ええ!?俺ボンゴレの人にやられそうになったの!?」

「はっ!?どどっどういう事ですかリボーン君!?あっあの人、どう見ても敵ですよ?」

慌てふためいていた私も新たな事実の発覚に、むしろそっちの方が気になったので
思わずツナと同様にリボーンの言葉に突っ込んだ。

私はまだボンゴレとかマフィアとかよく分からないんだけど……。
でも、どう考えても同じマフィアのファミリー同士であんな町中でドンパチする!?
こっちはただの中学生なのに、あの人いい年して本気モードで攻撃してきたけど!?りにきてたよね確実に?
それともボンゴレとやらはこういうのが当たり前なほど内部抗争ないぶこうそう激しかったりするの…?

こわい、怖い、マフィア怖い」
「ああっ美緒さんが思考停止した!?」

大丈夫?と少年にすられるも、マフィア怖いだけしか出てこない私。



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彷徨いアリス