とにかく修行ってこう……火の輪をくぐったり、ビルの上からバンジージャンプさせられたりしない?
リボーンくん可愛い顔してバイオレンス側のドSの人間だってお姉さん知ってるからね!!
ろうそくの火を
垂らされたり、丸焼きの子豚みたいにされたり色々な地獄絵図を思い描いて
戦々恐々と震えた。
「もっもうダメ!!絶えられない!!」
同じ屋根の下で別の意味でドキドキするような生活も、何かに
脅えて逃げ回る日々。
そしてここにやってきて修行とやらまで……もう沢山だ!!
「にっ……逃げよう」
どこへ行くかあてはないが、ここに居れば危険しかない。
誰にも見つからないような場所、最悪ネット環境もないような
洞窟でもいい。
とにかく私は逃亡を決意した。
それはもう数日前に誓ったダイエットよりかたい決意だった……。(ダイエットの結果は聞かないで)
………
……
雲雀さんの家を出た時、まだ朝でちょうど通学や通勤の時間帯より少し早かったためか
人はまばらにしか居なかったのでホッとする。
本当は夜逃げとかの方が見つかりにくいだろうけどそれだとまた別の意味で危険だ。
怖いものは夜にやってくるんだと親から言い聞かされた子供だましを思い出して自嘲気味な笑みを浮かべた。
うそつき。いつだって悪いことは突然に淡々とやってくるんだ。
見上げた空はいつもと変わらないのに、それを見上げる私はどんどん良くもなり、悪くもなりえる。
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彷徨いアリス