公園のイスにすわってぼんやりと空を眺めていると、ピコンとLINEの通知がきた。
リボーン君からだった。雲雀の家に行ったが居なかったので大丈夫かと聞いてくる。

「大丈夫……だけど、そうじゃないような……何て言えばいいんだろう」

どうせ私の身の安全よりも自分達の保身とかのためでしょ。
人から必要とされたことは少ないけど、今回の必要は私じゃなくても良かったんだと時々思う。
たまたまこんな力を持ってしまった。それだけで必要とされている。
最悪、動物でも赤ん坊でもこの力があればそれでよくて……私みたいなのが守護者とわかり
きっとガッカリさせた気持ちもあるかも知れない。
そして逃亡までして……迷惑かけて。めんどくさいやつだってきっと思われたかもなぁ。

すぐに謝って逃亡を辞めることが一番ベストかも知れない。
ここまでの争いごとに巻き込まれて、もう無関係ですなんて顔はなかなか出来ない。
でも、それでも私はまだ一般人だって意地を張っていたかった。
だって、もしいつか一緒に戦えとか……マフィアの世界に入れば。

「最悪、だれかを殺せって言われたら…どうすればいいの」

そのための修行だったらどうすればいい?
あまり深く考えないようにしていたが、落とした視線の先の小さな手が震えていたので泣きたくなった。
家事炊事すいじもろくにやったことがない手が先に銃をにぎるの?



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彷徨いアリス