確認するように問いかけるリボーン君にぶんぶん頭をふって同意する。
自分も人も危険な目に合わせたくないこれ絶対。
次に犯罪行為の片棒を担ぎたくない。私にだって最低限の
倫理観はある。
例えば軽犯罪の窃盗でも心を痛めて
鬱になりそうなタイプだ。
「分かった。俺もそこは考えてたんだゾ。
美緒にまず危険なことはさせねェ……。
またお前を傷つけるやつがいたら俺たちが死ぬ気で守らなきゃならねぇ」
「死ぬ気でって……あっあのね、私の能力がとっても貴重なことは分かる。
でもさ、死ぬ気をかけられても困ります」
リボーン君たちも傷ついてほしくないと笑えばリボーンも少し悲しそうにいい子だなと笑った。
そして静かにそのままで居て欲しいと遠くを見つめる赤子に黙り込む私。
しばし沈黙が流れ、リボーンは思い出したように声をあげた。
「ツナの修行終わるの忘れてたゾ」
「え、どういうこと?」
ベンチを降りたリボーンがニヒルな笑みで地雷原の中でいかにバランスを取るか訓練をさせていると告げた段階で
私はすかさずリボーンを抱えて走り出した。
抱えられるリボーン、走り出す私の後ろ姿に思わずジョジョのBGM
そして『to be continued』が脳内で流れた。
「ツナァアア、がんばってたえてぇええ」
頭をがんがん振られながらあいつは死なねェゾと笑うリボーンと
一見赤子を誘拐しながら必死の
形相で走る私。――善悪とはなんだろうか神様。
120(431)
→|
back
彷徨いアリス