可愛い。幼女、さらいた……ダメだ、ノータッチノータッチ。
心に言い聞かせる。

「俺にはまったく理解できないっすよ!!なんでこんなアホにリングが!!」

いつものように獄寺は悪態あくたいをついているが、違和感がある。

「…リング?」

私の言葉にツナがあっと何か気付くと少し申し訳なさそうにした。


「そっか。美緒はまだ守護者が誰なのか知らないんだっけ?」

「うん。確かツナがマフィア確定だとしか分かってないかも」

「いや!!そこは確定しないで!!」
まだ挽回ばんかいできるとかブツブツ言ってるツナには悪いが、私と同様
彼も逃げられない運命な気がする。仕方ない、諦めて。私は諦めたくないけど。

改めて、ここにいる人達を見回す。今の流れからだと
腕にバンテージぐるぐる巻きの少年、山本、獄寺、ランボ、そしてツナ。
多分この5人は守護者……そしてマフィア確定という認識でよさそう。
私の脳内フォルダで知り合い以上、フレンド未満からマフィア(危ない人達)に同期していく。

「それにしても……ランボ君もイーピンちゃんも何ともなくて良かったね」

可愛い男の子にも君もねと微笑むと男の子は少し照れた顔でフゥ太と名乗った。

「フゥ太君か。――フゥ太君もこの二人を守ってくれてありがとう」



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彷徨いアリス