「あなたはこの決闘の唯一の景品となります」

「け……景品!?」

いまいち飲み込めずにぽかーんとしていると、他のメンツが抗議の声をあげてくれた。
優しい人達だなと思うも、ヴァリアーの人達は当然だと言わんばかりに頷いている。

「決闘に勝ったものがリングを手にするのは当たり前です。
――しかし、あなたは決闘で勝ち取ることは出来ない」

「っなら……私は放っておくという方向では「ダメです」…ですよね〜」

「アナタは自分の価値を分かっていますか?」

「か…価値ですか?」

自己肯定感低めなのをさしひいても私にさほど価値があるとは思えない。
しかし皆が守護者だなんだと騒ぐことも事実だ。

「しゅ……守護者としての?」

探るように質問で返したが、彼女達は頷いた。

「それもあります。――しかし一番はアナタを一族の花嫁にすることです」

「はい?――意味が……」

「う゛ぉおいっなんも聞いてねぇんだなぁ?」

スクアーロに向き直ると、私をビシッと指さして宣言した。

「テメェが時期ボスの妻になる。――これがヴァリアーの……いやマフィアが
この世界で大成たいせいする必須条件だ!!……俺たちも不本意だが、お前はいずれこっちに来てもらう」



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彷徨いアリス