「ってディーノさん!?」

初めてスクアーロと対峙した時に私とツナを守ってくれたあの
金髪イケメン外国人が立っていて心臓がドキッとはねる。
あの後彼と病室まで一緒に行ったものの、傷だらけのバジル君の治療を優先して
ろくに自己紹介とかしなかったからな。

「あっ、お嬢ちゃんはあの時の……!?
驚いた、まさか世界の守護者が君だとは……」

私もその言葉に、青年同様驚いた。
しかし確かにあの時はリボーンや一部の人しか知らなかったし
一度対峙たいじしたはずの敵側であるスクアーロでさえ私のことは眼中になかった。
となれば中立立場で関係性の遠いディーノが知らなくても無理はない。

彼は驚いた顔をすぐにただすと、優雅ゆうがに帽子を下げ頭をさげた。

「改めて紹介するな♪俺はキャバッローネファミリー10代目ボスのディーノだ」

人の良さそうな笑みを浮かべるディーノ。
その宝石のような琥珀こはく色の瞳は若いエネルギーでキラキラ輝いている。
普通は、某赤髪眼帯エクソシストみたいにストライークと叫んでいるだろう。もちろん心の中でだが。



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彷徨いアリス