「ありがとうリボーン君。――それにしても
審判さん!!
こっこれじゃあ了平さんだけ何も見えなくて不公平ですよ!!
せめてサングラスを渡しても…」
「ダメです。ーー試合がはじまった時点で守護者への接触は禁止となっています」
「そんな!!だって相手はサングラスかけてるじゃん!!」
ツナの叫びに無常にもチェルベッロの2人は守護者と接触したら失格とすると断った。
リング上では当たるはずもないパンチをむやみに繰り出すしかない少年と
その少年のすきをついてルッスーリアの攻撃がはじまる。
そのあまりにも一方的な戦いに少女はまるで悪夢だといわんばかりに小さく首を横に振った。
「こんなの…ただのなぶり殺しじゃない」
思わずリングにかけよる。まだ今なら了平さんも大きな傷はおっていない。
「お願い了平さん!!負けてもいいから
棄権してください!!」
リング越しに敵チームと目が合った。
私はすがるような思いで敵チームにゆっくり近づいていく。
ディーノやツナ達もとめに入ったが、それを
遮るかのように
銀髪の男が少女に近づいて腕をつかみ、
強引に引き寄せた。
「なんだァ!!自分からノコノコと良い心がけじゃねぇか!!」
上から見下ろされて一瞬たじろいだが、すぐに震える唇で
懇願した。
「わっ…私はどうなっても構いませんのでこんな試合中止して下さい」
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彷徨いアリス