「しつこいわね!!これで終わりにしましょ」

空中に飛んだルッスーリアが鋼鉄の膝を了平にむけて落とす。
しかし了平は臆することなく、右の拳をその膝にむかって突き上げた。

「これが本当の…極限太陽マキシマムキャノン!!」

マキシマムキャノン!?すごい…了平の身体からあれは死ぬ気の炎だろうか
とてつもないエネルギーが放出されている。
特に拳にのせたエネルギーは素人目からみても強力なのが分かった。

「メタル・ニーが砕けた」

やった!!これなら……。
肩の赤子がルッスーリアはもうパンチを防ぐ手段がないと呟いた。

京子ちゃんはコロネロとともに行ってしまった。
また別の緊張感がとけてホッとする。

リングでは了平がルッスーリアにハーフリングを渡すように促していたが
ルッスーリアは片足でも勝ってみせると渋っていた。

「すごい執念しゅうねん
ボソッと呟いた言葉に首をロックしていたスクアーロが笑った。

「ちげぇ」

ボンッ

ルッスーリアの身体が爆音とともに跳ねる。
火薬の匂いと皮膚ひふの焼ける匂い。

ハッと後ろを振り返るとスクアーロの横にいた大きな身体をしたやつが
味方であるはずのルッスーリアに容赦なく撃ち込んだところだった。
思わずヒッと息をのむ。――ツナ達もありえないと血の毛が引いた顔で抗議していた。

「あいつ味方を!?」

「弱者は消す…これがヴァリアーがつねに最強たるゆえんの一つだ。
ルッスーリアはそれに恐怖して動揺していたんだ」

淡々とけれど残酷なリボーンの言葉に、そんなことがまかり通るなんて
おかしいと思った。いくらマフィアだからって……仲間は流石に大事じゃないの?



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彷徨いアリス