「お前をほうむるのはリング争奪戦で本当の絶望を味わわせてからだ」

絶望!?ギリッと唇を噛みしめる。これ以上の絶望があるの!?
ツナはランボ君を目の前でボロボロにされて、リングもうばわれて
しかもお前をいつでも殺せるとかつげられ……これ以上の絶望なんかあるのか。
私も、仲間がボロボロになったり理不尽な目にあったり

商品だって粗末に扱われるのはイヤだ!!

泣きそうだったが、こいつらには意地でも泣き顔を見せてやらないぞと
ぐっと奥歯をかみしめてこらえた。

「あの老いぼれのようにな」

ザンザスの言葉にその言葉の意図をよんだ少数の人間が
ハッと弾かれるように目を見張り、抗議の声をあげる。

「ザンザス貴様…9代目に何をした!!」

9代目って……え、でもザンザスのお父さんにあたるはずだよね?
そんな……まさか家族にも手をだしたの?
サーっと血の毛が引く。

ザンザスはさらに身の毛のよだつ提案をしてきた。
この後もリング争奪戦を行い、私達が勝ち越せば大空のリングだけじゃなく
ボスの座もゆずると。急に太っ腹な提案だなと面食らうも
次の負けた時の言葉がズシンとのしかかった。

「お前の大切なものはすべて消える」

ツナにむけての発言かも知れないが、チラッと一瞬こっち見たよね!?
その視線は恋の熱視線というよりも故意に殺すぞといわんばかりの殺気を含んでる。
あ、いや……そうか商品だから殺されはしない……?
あれ、でもあの人のとこいったら監禁とか薬漬けとかやばそう!!
リボーン君がボンゴレにいるから守ってあげられるとか言ってたことを思い出した。



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彷徨いアリス