獄寺のダイナマイトが爆発し、煙があがる。
「やった!!」
喜んだのもつかの間、相手には傷一つついていない。
それどころか獄寺を囲うように無数のナイフが襲いかかった。
綺麗に
磨かれ、光を反射して
煌めく銀色のナイフ。
その全てが
鋭利かつ同一の形をしていることから
相手の使用した武器だと一目でわかる。
すぐに気付いたおかげで獄寺はよけた。
行き場を失ったナイフが
廊下床にささる。
全てが上をむいて綺麗に刺さっているナイフに
アレが身体に刺さっていたらと恐ろしくなった。
獄寺がナイフに
応戦するように今度は3倍のダイナマイトを投げるが
大量の風に外に吹き飛ばされてしまった。
「風の動きをよんで…わざとよけなかったの?」
そんなことが人間に出来るのか。
ヴァリアークォリティーが高いとはいえ……ここまでとは。
シャマルも険しい顔でモニターを見つめている。
でも、相手だってナイフなら投げ技だから獄寺のダイナマイトと同条件なはず。
こんな風の中で投げられるわけ……え。
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彷徨いアリス