「ロケット・ボム。――こいつこそが特訓で隼人がつかんだ技だ」
特訓?シャマルさんと獄寺が特訓していたんだ。
私は逃げ出してしまったけど、でも皆特訓してこの場に挑んでいる。
胸が苦しくなった。私が特訓したところでたかが知れてるけど……。
それでも、苦しい思いから1人逃げ出したことへの後悔は残る。
リボーンもシャマルの説明に補足するように付け加えた。
「方向
転換するボムか」
「ああ。仕込んだ
推進用火薬の
噴射で二度方向が変わる。
――隼人に最もたりねぇのはスピードだった。
そこで武器そのものの機動力をあげたわけだ」
見てもすごいし、説明聞いてもすごいってなるけど。
でも冷静に考えると二度方向転換するのを操るってかなり
至難の
業じゃない?
二回曲がるのを予測して投げないといけないんだし。
「すごいよ獄寺くん!!」
「やったのか!?」
直撃したと告げるバジルの言葉に、良かったと安堵した。
当たっていないと意味がない。
もちろん爆風だけのダメージも相当だと思うけど。
でも相手は戦いの天才と言われているほどの少年。
確実にこの一撃で仕留めてどうか時間以内にハーフリングを
獲得してほしかった。
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彷徨いアリス