「あぁ?チッ。まぁ、テメェらが考えてることも選択肢としてはあるぜ」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべるスクアーロにゾッとする。
ツナだけじゃなく、山本やいつもは鈍い良平ですら
今の発言を聴いて、少女を背に庇うように立った。
「だが俺たちの最大の目的は……」
「君をボスの花嫁にすることさ」
追加するように、赤ん坊の可愛らしい唇が動いた。
え、ボス?花嫁……?ってザンザスの!?
ポカーンとしながら、なんでぇと魂が抜けかけていると
相手も不本意だがそういう作戦だと声を荒げた。
どうやらこの選択にはあまり賛成していないようだ。
「なっ…納得していないならどうにかそれを考えた人に
辞めといたほうがいいよってアドバイスしてきてくださいよ」
さっきまであんなにセクハラ発言だったのに、しだいに嫌々な感じが伝わると
流石に女としてのプライドとか、とにかく傷つく。
「アドバイスだぁ?それが出来れば苦労はしねぇよ
ボスが決定したんだからなぁ!!」
「そうだね。まぁボクは賛成でもないけど反対もしないよ。
そんなことしても、一銭にもならないしね。
それにダメでも日本人の未成年は高く売れるから」
ボソッとあの赤ん坊怖い事言ってる。
ってかボスの決定って……あのザンザスが!?
いつぞやの時みたいにデブ専ですか?と突っ込もうとしたが
あの時みたいに秒速で否定されるのも恥ずかしいし
何より言う前にチェルベッロの二人に遮られてしまった。
「明晩の試合は、雨の守護者の対決です」
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彷徨いアリス