雨……ってことは山本!?
弾かれるように山本に視線を映せば
いつもの爽やかな笑みで任せとけと安心させられた。
「ついにテメェをかっさばけるぜ!!」
こわっ。眼が血走ってるよ。
スクアーロとか言う銀髪ロン毛。確かに前回めっちゃ強かったからなぁ。
しかし山本も楽しくて眠れねぇとか煽りスタイルで決め込んでる。
あわわ、やめとこうよぉ。相手に青筋が浮かんでいるのにヒッと私だけ息を飲んだ。
まだまだヘタレキャラはぶれることはない。
「レヴィ隊長。何者かが校内に侵入し遊撃隊を次々と倒しています」
「何?」
急に現れた黒ずくめの男に安定のビビりを見せつつも
さらに彼の一言にゾッとした。え、また敵?と
慌てて辺りを見渡しいつでも逃げれる準備を整える。
「うわああっ」
えっ、何!?どうしたの!?
ビクッと身体を揺らし、視線をやれば吹き飛ばされる男。
そして……。
「雲雀さん!?」
なんでここに?っていうか気まずっ。
勝手に雲雀さんの家から逃げたっきり会ってなかったんだけど。
彼は一瞬だけ切れ長の瞳を丸くし驚いた顔をしたが
すぐにいつものポーカーフェイスに戻して、校内の様子に舌打ちした。
「校内への不法侵入…及び校舎の破損。連帯責任でここにいる全員噛み殺すから」
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彷徨いアリス