「時雨蒼燕流の継承者は先人の残した型を受け継ぎながら
新たな型を作り、そしてまた弟子に伝えていくんだ」

「で…ですが…それでは継承の度に枝分かれして
無数の型がうまれてしまうのでは?」

「逆だゾ。――むしろ、今まで途絶えなかったのが不思議なくらいだ。
一度きりというシビアな継承法…変化には進化だけでなく退化もある。
その中で最強を謳い…あえて強者から狙われるんダ」

リボーンはまた視線を山本に戻して言葉を続けた。

「まるで、自分で自分を追い込むみてぇにナ。
ゆえに時雨蒼燕流は気と才あるもの途絶えた時…
世から消えることも仕方なしとした…滅びの剣と呼ばれる」

画面の向こうでは峰打ちをされたことにスクアーロがキレている。
こちらでもいつまでも峰打ちなんて甘いこと言っていられるのかという空気が漂っていた。

山本……がんばって!!
祈るように山本に視線を送れば、竹刀をかまえて9の型と呟いた。



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彷徨いアリス