そして可愛い声とともに、鉄のハンマーをフードから出したマーモンは
素早いスピードで、浮いたまま骸に向かって直進した。
「あんなのくらったら!?」
アレだけ氷づけにされてたら、あの堅そうなハンマーで
クロームが粉々になっちゃう!!
思わず怖くて目をつぶると、ツナ達ではなくマーモンの悲鳴が先に上がった。
え、と弾かれるように目をあければツルに拘束される赤ん坊の姿が目に入る。
「キレイ…」
思わず呟いた言葉に、近くに居たコロネロが小さく
蓮の花だと答えた。
ピンクの花びらが楕円状に広がる。蓮の葉は実際に見たことあったが
花を見たのは初めてだった。蓮の花で思い出す。
極楽(あの世)で咲いているといわれる花だということを。
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彷徨いアリス