「さて、貴女ともお話していたいですが…少々疲れたようだ」
ゆっくりと倒れ込んだ骸に慌てて駆け寄ると、少女の姿へと変わった。
地面に着く前に慌ててその
華奢な身体を受け止める。
顔を見ると、先ほどの青白い顔とは違って血の毛も戻り寝息をたてていた。
リボーンいわく、内蔵も骸の幻術で元通りになっているらしい。
ホッとしたのもつかの間、少年二人はどこかに去って行った。
ツナが放置されたクロームをどうするんだと叫んだが
起きたら歩けるだろとか、骸じゃないしチヤホヤする気ないとか冷たい返しだった。
「そっそんな……」
抱き留めたクロームを見つめる。
この子も可哀想だな。――そして骸だって。
この子を見ていると、つい彼を思い出さずには居られなくて
頭に流れてきた……あの暗くて冷たい
閉鎖的な空間に
閉じ込められた少年を思うと胸が痛んだ。
ツナも同じだったのか、
俯いていると
どちらに釘をさしたのかは分からないが、同情するなとリボーンは忠告した。
骸がしたことを忘れるなとリボーンは続ける。
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彷徨いアリス