「うん」

「そう…だね」

雲雀さんも、ツナ達も傷ついた。
そして私だって誘拐されて拉致されかけた。
それだけで憎むべきなのに……どうして?

胸がこんなに苦しいのは……なぜだろう。

チェルベッロは次の試合を宣言した。
雲の守護者。――雲雀さんの試合だ。

「おい、ザンザス…どうすんだ?」

リボーンがザンザスに問いかける。

「次に雲雀が勝てば、リングの数は4対3となり…
お前が大空のリングを手に入れているとは言え
ツナ達の勝利は決定するゾ」

リボーンの声に弾かれたように、各々言葉をもらす。
そういえばそうだった。試合の勝敗に気を取られていたけれど
結局はリングの合計数で全体の勝敗を決めるんだった。

「そん時は…約束どおり負けを認め……
後継者としての、全ての権利を放棄ほうきするんだろうな?」



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彷徨いアリス