「君たちはなんでいるの?」

開口一番飛び込んできたのは刺々しい言葉。
右隣の獄寺がキレないか心配になりつつ、どもりながらも答えようとした私にかわって
山本と了平が応援にきたと応えた。聞いておきながら興味のなさそうにふーんと視線を外す雲雀。

これが雲雀さんだったと後悔していれば、私に気づいたのか視線が戻る。
しかしその切れ長の瞳はすぐに、私よりも背の高い男子達に向けられた。

「目障りだ。――消えないと咬み殺すよ」

その言葉に、なんとも言えない空気が走る。案の定獄寺だけじゃなく、左隣の了平までブチぎれていた。
山本がなんとか押さえ込んでいなければ、胸ぐらつかんでケンカでもしそうな勢いだ。
咬み殺されたくもないし、ここにいて機嫌を損ねて帰ると言われたら困るので
私は消えた方がいいだろうかとアタフタしていると、君はいいと言われた。

「むしろ君はこの戦いの賞品なんだろう?いなくてどうする」

まさかの賞品発言〜!?そっそりゃあ……そうらしいけども!!
でも、こっちだって人権とかあるんですけども!?
って思っても言えないけどさ、言葉にできないけどさ!!



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彷徨いアリス