なんとか合流したので、会場へ向かおうとすると
まるで地震でも起きたかのような衝撃音とともに、軽く地面が揺れた。

慌てて、体勢を崩しかけた私を親切で山本が、すかさず抱き留めてくれようとしたが
その前に雲雀のうでに絡め取られていた。

「あっ、ありがとうございます雲雀さん」

なんやかんやで毎回助けてくれるので、少し恥ずかしさと申し訳なさで慌てて体勢を起こす。

「そうか」

「雲雀さ……ヒッ」

も、もの凄い怖い……というか楽しそうな顔してらっしゃる!!
どうやら地震の正体だと思われる後ろの相手に対して挑発しているようだった。
後ろを振り向けば、今日の対戦相手のゴーラモスカが何食わぬ顔で立っている。
こちらにも律儀に驚いたあと、雲雀の後ろに隠れれば彼はまた挑発的な笑みをうかべた。

「アレを…咬み殺せばいいんだ」

待ちきれない様子の雲雀さんをなだめて、なんとか会場で闘ってもらうように誘導していく。

「雲の守護者の戦闘フィールド……クラウドグラウンドです」

淡々と進行するチェルベッロにゴクリと唾をのみながら、会場を見渡す。



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彷徨いアリス