「四方は有刺鉄線で囲まれ、八門の自動砲台が
30メートル以内の動く物体に反応し攻撃します」

ためしにチェルベッロの一人が丸めた紙くずをフィールドに投げ入れると
30メートルの範囲に引っかかったのか、ガトリングの凄まじい銃弾をうけて
地面に落ちるころにはボロボロで原型すらとどめていなかった。

悪趣味なデモンストレーションに思わず血の毛がひく。
ヒッと息をのみ、倒れそうになったが気合いだけで踏ん張った。
命をかけないくせに、こんなところで倒れちゃダメだ。

これからもっと雲雀さんは苦しい思いをするかも知れないんだから。
私には見守ることしか出来ないけど、それだけでも全うしたかった。

「また地中には重量感知式のトラップが無数に設置され
警報音の直後、爆発します」

「っそんな!!」
「まるで戦場ではないか!!」



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彷徨いアリス