なんでこんなに危ない会場にしたんだと思わず抗議しそうになった時
敵陣から逃げたければ逃げろと冷たい言葉が返ってきた。
「テメェらのボスのようにな」
獄寺だけじゃなく、その場にいた全員が怒りに震える。
獄寺が声を荒げるまえに、気がついたら腹の底から叫んでいた。
「Shut up!(だまれ)――ッツナがにげるわけない!!
なにも知らないくせにっ!!勝手なことを言うな!!」
言い終わった後にしまったと青ざめたが
相手も今までビビり散らかしていた小娘の大声に
鬼気迫るものを感じたのか、それとも相手にする気すら起きなかったのか
私の叫びを無視して行ってしまった。
獄寺にやったなと褒められる。
温厚な山本ですら、よく言ったなと困った顔で笑っていた。
それに、と私の言葉につけくわえるように続ける。
「ツナはくる必要ねぇのさ♪雲雀はうちのエースだからな」
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彷徨いアリス