お互い不敵な笑みで数秒間静止した後
玉座ぎょくざからザンザスが飛び上がり、雲雀の繰り出すトンファーに足をのせた。

しかし決定打を与えぬまま、背中から宙をひるがえし
トンファーを構えたままの雲雀から彼は距離をとった。

誰もが今後の予測できない展開に冷や汗をかいていると
ザンザスが一言、挑発的に足が滑ったと雲雀に笑った。

「だろうね」

雲雀も冷たく返す。
私達はそのやりとりの意図がつかめず困惑していると
ザンザスの踏んだ地面からピーという警告音がなり
すぐに爆発した。そうだ。地雷が埋まっていたんだった!!
ザンザスはそれも予測していたように軽くよける。

そしてゴーラモスカの回収をしにきたとだけ雲雀に告げた。
その後、すぐに負けを認めるザンザス。だが、言葉とは裏腹に
表情は余裕そのもの……というより、どこか楽しんでいるような嬉しさすら滲んでいた。



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彷徨いアリス