ゴォオオと言う風を切り裂く……まるでジェット機が近くを飛んでいるかのような音。
すぐに気づいた獄寺に弾かれるように、私達もその視線を追えば
なんと先ほどまで倒れていたゴーラモスカが宙を舞っていた。

「はあああ!?」

ありえないと悲鳴をあげる。
え、さっきまでボロボロでしたよね?な…なんであのスピードで飛べてんの?

「言わんこっちゃねぇ……オレは回収しようとしたが」

ザンザスの言葉にハッとする。
まさか……ずっと分かってて黙っていたの!?

「向こうの雲の守護者がはばんだ」

そんなのって……屁理屈へりくつじゃないか!!
だ……だって雲雀さんは知らなかったんだから!!

私達だってもうあの機械は壊れたと思っていたのに……
それがまだこんな空を凄いスピードで飛ぶ力があるなんて知るはずもない!!



247(431)
back

彷徨いアリス