ありがとうより先に綺麗という言葉が口を出る。
グローブから出した炎を原動力にツナが頭上を飛び
打ち上がる爆弾を次々と破壊していく。
ツナが動くたびに揺れるオレンジの炎の光が
真っ暗な夜空と相まって、すごく綺麗だった。
みんなも宙を舞う少年の姿に呆気にとられている。
同じように先に飛んでいたモスカが攻撃する間もなく
ツナが胴体を突き抜けるように死ぬ気の炎を拳にまとって貫いた。
大きな爆発が頭上であがる。ツナも無事にモスカを倒し地面に降り立った。
「すごい!!」
仲間だけでなく、相手側からも
驚愕の声があがる。
「おい…でくの坊。お前の相手は俺だ」
モスカの部品を掲げたツナはそのまま部品ごと死ぬ気の炎で破壊しながら
まだ動くモスカにむかって警告する。
そのせいか私達に向かって無差別に飛んでいたミサイルが
一気にツナに集中砲火されていく。
「な…なんで!?」
「奴は制御不能だったのではないのか!!」
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彷徨いアリス