明かされていく情報を飲み込もうとするだけで精一杯だった。
どうしてこんな大事なことを話さなかったのかと責めたい反面
こんな話を聞かされてどうすればいいのか分からないと困惑する自分がいた。
「その
首謀者が九代目の息子…ザンザスであるという事実は極秘扱いにされ
……知るのは上層部とその時戦ったボンゴレの超
精鋭のみだがな」
リボーンの言葉が途切れると、入れ替わりに九代目が喋った。
「ザンザスの時間は…8年間止まったままだった。
あの時のまま…眠りつづけていたのだ」
ザンザスが8年間も眠り続けた?
九代目の言葉には次々と疑問がわいてくる。
しかしザンザスは否定することなく無言で聞いていたので
恐らく事実に基づいた発言なのだろう。
「恐ろしいほどの怒りと執念を増幅させて」
「え?……どっ、どういう!?いったい何が?」
一瞬大きく九代目が苦しげに咳こんだ。
すぐに大丈夫かとツナが問いかける。
慌てて近づこうとした私達も静止するように老父は息も絶え絶えに続ける。
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彷徨いアリス