「綱吉くん…いつもリボーンから君のことは聞いていたよ。
好きな女の子のことや学校のこと、友達のことも。
君はマフィアのボスとしてはあまりにも不釣り合いな心をもった子だ」
「九代目!!」
「君が一度だって喜んで戦っていないことも…知っているよ」
年老いた指先が震えながら、ツナにのびる。
「いつも眉間にシワをよせ、祈るように拳をふるう。
だからこそ、私は君を…ボンゴレ十代目に選んだ」
え……!?ハッとザンザスを見やれば私と同じように目を見開き
驚いていた。そりゃそうだ。この数日間の戦いは
十代目の継承権も賭けての試合だったはずだから。
だからこそ、まるで最初から決まっていたかのような
九代目の発言には驚きを隠せなかった。
と同時に……それならなぜこんな戦いをさせたのかと怒りもわいてくる。
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彷徨いアリス