人の命をなんとも思わない。人を傷つけても平気。
そして何としてでもボンゴレ次期ボスの座を勝ち取ろうと
世界中で一番
貪欲な存在。
歯切れの悪い私に合わせるかのように、車のスピードが
少しだけ落ちた気がする。ディーノさんは運転しつつも
先ほどより私に意識を集中させているみたいなので
恐らくホテルにつくまで話をじっくり聞こうと考えているんだろう。
「だっだからこそ考えてしまうんです。
もしも負けたらって……ほんとはこんなこと戦ってすらいない私が
簡単に口にしたり考えたりすること自体おこがましいことだって分かってます」
泣き出しそうになり、小さくなっていく言葉尻を遮るようにディーノは
急にブレーキに足をおき、車を急停止させた。
グンッと重力が後ろに引かれた後、すぐに前のめりになる。
「な…ディーノさ「そんなこと…」…え」
「そんなこと言うな‼戦っていないとか……美緒だって充分
ツナたちと同じように戦ってる‼その考えだとオレやバジル、リボーンだって
戦ってないってことになるだろ?」
「そっそんな!?ディーノさんやバジルさん、リボーン君だって戦ってます‼」
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彷徨いアリス