「ツナのやつ…スピードが落ちてきてるぜ」
「違うな……ザンザスの奴がじょじょにスピードをあげてきてんダ」

空中で加速する光の速さに開きが出てきた。
リボーンのいうように、ツナの速さが落ちたように見えたのは
よくよく見ればザンザスが加速しはじめたからだった。

二丁の銃でよくバランスがとれるな……じゃなくて!!
加速しはじめたのは何かするからじゃ……!?

案の定おそいと言わんばかりに加速したザンザスが
ツナに空中で重いパンチを繰り出した。

「ッ…ツナ!!」

地面に引き寄せられるように物凄いスピードで落ちていくツナ。
凄まじい音と土埃をたて、落ちた場所はクレーターができていたが
ツナはすぐに立ち上がるともう一度空中へと飛び上がる。

「危ない!!」

まっすぐ飛ぶツナへと向けられる二丁の銃口。
憤怒ふんぬの炎を圧縮させるようと銃が光を放ち始める。

怒りの暴発スコッピオ・ディーラ!!」

それに気づいたツナも慌てて身をひるがえそうとしたが
すでに弾丸は放たれた後だった。



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彷徨いアリス