「勝ち目がないと見て、とうとう
自棄になったのか」
高笑いで勝利宣言をする男に、誰もが同意見だった。
「そんな……ツナ」
最後まであきらめない、そんな強い意志が
そんなやさしさで私たちと戦ってきたはずなのに。
ここまできて自暴自棄になっ……あれ?
いや、あの姿は……あの構えは。
「違う……」
私の言葉に弾かれるようにバジルもうなずいた。
「沢田殿は…やる気だ!!」
まるで扉をノックするように等間隔で噴出される
先ほどとは不規則な動きをする死ぬ気の炎。
「死ぬ気の
零地点突破?…それが修行していた技?」
リボーンとバジルはうなずく。二人が修行に付き合っていたらしい。
「なんでアイツが知ってんダ?」
不信がるリボーンの声と視線をたどれば、大型モニターに映し出されるザンザスの顔。
あの顔は……何かを知って、そして驚きとおびえが混じっていた。
「ザンザスの顔つきが変わったぞ」
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彷徨いアリス