「っ…させねぇ!!」
屋上から先制攻撃を仕掛けようとするザンザスの動きに反応し
彼が地面につくのと同時にツナは回避しようと構えを解除し、飛び上がる。
「逃がさねぇぞ!!」
「ぐっ!!」
ツナを追尾するように、凄いスピードで近づいたザンザスは
銃を構えたまま、ツナを殴りつけた!!
ツナは殴られた方向へと引っ張られるように飛んでいく。
離れていてもわかる。とても重い一撃。
ツナのくぐもったような悲鳴と私たちの叫びは重なった。
そのまま空中でツナはバランスを取り直す。
しかしまた銃口が間髪入れずに向けられる。
飛び出す死ぬ気の弾丸、回避するツナ。
何度も空中で繰り返される攻防戦。
「見苦しいぞ!!」
「ああっ!!」
ツナのわき腹を憤怒の弾丸がかすめる。
「今までと段違いの速さだぜ!!」
「ザンザスのやつ、まだこれほどまでの力をもってやがったのか…」
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彷徨いアリス