「よく考えりゃあカスごときに死ぬ気の零地点突破なんぞ
できるわけねぇのにな」

ゆっくりとツナに近づき、一定の距離で男は止まると
そのまま少年を見下ろしながら、右手を掲げた。

「カスはカスらしく…」

その手に憤怒の炎が集中する。
一瞬何をするのか分からなかったが、ザンザスの言葉ですぐに我に返った。

「灰にしてやる!!」

「そっそんな……ッツナ!?」

やめろと叫ぼうとした瞬間、ツナの額に炎がともった。
それに弾かれるように私たち、そしてザンザスの動きすらも止まる。

「死ぬ気の炎……ツナはまだ生きてる!!」

「アレは!!」
「まさか!!」

リボーンだけが気づいていたのかニヒルな笑みを見せた瞬間
ツナの瞳が開かれた。額の炎が大きくなる。



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彷徨いアリス