「マイナス?つまり何もしてない時よりもさらに死ぬ気が空っぽということか?」
シャマルの発言にええっと声をあげる。

「しっ死ぬ気の炎が切れたら死ぬんじゃないの?空っぽで大丈夫?」

「そこは大丈夫だ。空になった部分は、敵の炎を受けても
吸収して無くしちまえるんダ」

だから、あの時確かにザンザスの攻撃をくらったはずなのに
ツナはまだ立っていられたんだ。

「だが、何故不規則にまたたく炎になるんだコラ?」

「アレはプラス状態と零地点を行き来して、マイナスになるタイミングを計っているんだ」

だからあの間無防備だったのか。そして、ザンザスはそれを恐れていた。
ツナが……マイナスのタイミングになる瞬間を!!

「それは初代が使ったと言われる、零地点突破か」

「そうだ」

「こいつは傑作けっさくだ!!」

急に高笑いをしはじめたザンザスにツナだけじゃなく、全員の動きがとまった。



292(431)
back

彷徨いアリス