「誰に吹き込まれたかは知らんが、教えてやる。
零地点突破は……そんな技ではない!!」

誰もが息を飲んだ。それはツナを鍛えたリボーン達も例外ではない。
どういうことかとリボーンに問いかけようとした時
ザンザスの意味ありげな言葉が耳に飛び込んだ。

「本物とは似てもにつかねぇな」

本物?……やっぱりザンザスはこの技を知っていた?

「考えてもみろ、腐ってもボンゴレの奥義だぜ。
使い手がそれほどダメージをうける……そんなチャチな技じゃねぇだろ?」

確かにザンザスの指摘通り、ツナはもうボロボロ。
肩で息をし、立っているのがやっとのほどに。

「知ったことを!!」
「ただの負け惜しみだびょん!!」

「いや、確かに奴のいうとおりだ」
リボーンの発言に一気に空気が凍り付く。

「ツナの体は、憤怒の炎を吸収しきれず…摩耗まもうしている。
コイツを使っても、勝ち目はなさそうだ」

淡々と残酷な言葉を告げるリボーンに面食らった。
なんで、そんな簡単に勝ち目がないなんて言えるの。
ツナは……負けてしまうの?



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彷徨いアリス