「死ぬ気の逆とは、強制的に生命力を枯渇こかつさせる
危険な状態である上に…敵の攻撃をうけるタイミングを間違えば
直撃をくらう」

「そんな!!拙者たちはあの技を目指して修行してきたのではないんですか!?」

バジルの悲痛な叫びが刺さった。
これで負けるとなれば彼もかなりの責任を感じるだろう。

「あの技は…あの特訓のための!!」

「そうだとも言えるが、違うとも言えるな」

「え……それは一体どういう?」

「死ぬ気の零地点突破は初代が使った技という印象が強いが
正確には、技を導くための…死ぬ気とは逆にある境地のことダ」

モニターのツナを見つめながらリボーンはバジルに答える。
その漆黒の瞳は底がないように暗く、何を考えているのか分からない。
けれど、ぶれずにツナだけを見つめる瞳からは
ツナが負けると本気で思っているようなあきらめは見えなかった。

「もしツナがその境地にたっしても、編み出される技は初代と違うとも言える」



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彷徨いアリス