「そんな!!では失敗なんですか!?
沢田殿は…なんのためにあれほど厳しい修行を!?」
離れて立っていた少年もこのまま負けるなら
クロームをつれて帰ると
喚きだした。
誰もが負けを意識しはじめ、重たい空気が流れ始めたとき
可愛い声が空気の流れを変えるように呟く。
「信じることだ」
「え……」
「オレ達のした特訓を、初代が生み出したという技の力を
そして……ツナを!!」
リボーンの視線の先、モニター越しでまだ闘志を絶やしていないツナが移る。
それを見て、誰もがハッと息を飲み己を恥じた。
自分たちは戦ってすらいないのに、早くも負けると思ってしまったことを。
「ツナの力を、信じることダ!!」
ザンザスが厳しい顔で銃口を向ける。
「終わりだカス!!灰になるまで打ち込んでやるぞ!!」
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彷徨いアリス