だからこそ、目の前のどう見ても二十代後半くらいにしか
見えないザンザスがまるで見たことがあるような口ぶりはおかしかった。

しかしリボーンはまさかなと意味深な呟きをして黙ってしまった。
それには隣のコロネロと近くの私しか気づかなかったが
バジルのザンザスの発言こそがハッタリだという言葉を信じることにした。

「お前が何と言おうが……オレは…
オレの零地点突破を貫くだけだ!!」

「まったく小賢しいカスが。
二度とその技の名を言えないようにかっ消してやる」

ザンザスの長い足から繰り出される蹴りがツナに決まった。
ツナは防御もできずにそのまま吹き飛ばされる。

「消え失せろ!!」

吹き飛ばされていくツナにあわせるよう、に畳かけて弾丸を放つザンザス。

「ああ!!沢田殿!!」
「やべぇぞコラ!!」

額から出ていた死ぬ気の炎がやみ、誰もが黙り込んだ。
しかし次の瞬間、また淡い光を出しながらともったのを確認し安堵あんどする。
肩で息をしながらも、ゆっくりとツナは立ち上がった。



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彷徨いアリス