怒りをあらわにしながら、ツナにさっきとは違う技をザンザスが繰り出した。
とても早い憤怒の弾丸がツナを撃ち落とそうと空中に放たれる。

今まではダメだと思ったけど、今のツナなら……。
誰もがそう思ったんだろう。今度は悲鳴をあげたり息の飲む者もいなかった。
ただ皆の熱い視線だけがモニターに集まる。

ツナを信じる視線が、祈りが、願いだけがツナへと集まっていく。

弾丸の攻撃をうけ、煙があがるもすぐにオレンジの優しい炎の光がのぞいた。
ツナを包むように丸い球体状になった死ぬ気の炎が攻撃を防いだようだった。

そしてその球体はどんどんしぼんでいき、ツナに吸収されていく。
ツナの目が見開かれた瞬間、ツナの額にともっていた炎が激しく揺らめいた。

「アレは!!」

「なるほど…それで改なんだな」

「え、リボーン君どういうこと?」

補足するようにリボーンは続ける。

「ツナの奴、ザンザスの炎を吸収するだけでなく…自分の力に変えてるんだ」

リボーンからモニターのツナへと慌てて視線をうつす。

「自分の力に……?」



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彷徨いアリス