「こんなことがあるワケがねぇ!!」
私も信じられなかったが、相対しているザンザスの方は
もっと信じられなかったんだろう。怒りに任せ、もう一度銃口を向けている。
しかしもう一度撃たせるほどツナは隙を見せなかった。
逆に今までのお返しと言わんばかりにザンザスに重い拳を与える。
「やった!!」
誰もが歓喜の声をあげた。しかし、すぐに緊張が走る。
それは誰もがこんな簡単にザンザスがくたばるなんて思っていないから。
案の定、永遠と続く悪夢のようにザンザスは起き上がってきた。
その姿にもはや恐怖すら覚える。
「この俺が……まがい物の零地点突破ごときに!!」
ザンザスの身体から煙があがり出した。
「アレは……」
ザンザスは叫びをあげ、ツナに殺気をみなぎらせていく。
咆哮とともに広がっていく顔のアザ。
体中にのびるケロイド状のやけど跡に恐怖で息を飲んだ。
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彷徨いアリス