「それにしても……まだ映らないの?」
見上げた上部にうつされているモニターには体育館を真上からうつした映像しか映っていなかった。
チェルベッロ達がいうには内部カメラの破損とのことで、すぐに別のカメラに切り替えるとのことだ。
体育館……。ギリッと奥歯をかみしめる。クロームさんがいるところだ。
この中では私に次いで女の子だし、何より彼女は今まさに毒に侵されている。
獄寺達が向かったと思うけど、何も映らないことには安心できない。
まだ映らない体育館からツナたちに映像が切り替わった。
ツナの炎をまとった拳の一撃がザンザスの頬に命中しているところだった。
「それがどうした!!」
ザンザスの咆哮に私たちやツナも身構える。
ツナは零地点突破の構えをとり、ザンザスと距離を開けた。
「よけた!!」
ザンザスの弾丸からはじき出された憤怒の炎を
ツナは吸収しようともせず空中でよけた。
リボーンいわくあれ程の炎はツナが吸収しきれないからよけるしかなかったらしい。
308(431)
→|
back
彷徨いアリス