「勝つのはオレだ!!」

ザンザスが攻撃をしかけたが、両手を封じられ
得意の銃すら使えない有様では、まともに攻撃すら出来なかった。

ツナの拳を腹にうけ、うずくまる男。

「っツナ!!」

急に武装である死ぬ気モードとグローブを解除し
いつものツナに戻った少年に悲鳴のような驚愕きょうがくの声をあげる。

ツナは諦めた?――いや、違う……あの目は。

ザンザスの肩に手をふれる。優し気な瞳が悲しそうに揺れていた。

「零地点突破……FIRSTファースト EDITIONエディション

悲鳴をあげるザンザス。ツナが触れた両肩から広がり
身体を覆っていく鋭く、冷たい氷。

「なぜだ……なんでお前は」

「っうるせぇ!!――老いぼれと同じことをほざくなぁ!!」

ツナの目が見開かれ、揺れる。

「九代目と……?」

その瞬間、最後までもがき続けたザンザスの声が止まった。



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彷徨いアリス