血塗られたゆりかご
少し沈黙の後、スクアーロは腹をくくったのか重たい口を開いた。
「お前らの想像どおりだ。――奴は九代目に凍らされた」
皆が無言で互いに視線を送り合った。
誰もがやはりと納得し、スクアーロに続きをうながす。
8年前、イタリアにあるボンゴレ総本部を味方であるはずの
ヴァリアーが襲った事件を淡々と語り始めた。
「俺たちの計画は順調だった。後は俺とボスが九代目さえ潰すってところまではな」
九代目という言葉に誰もが反応する。
あんな優しそうな老父を殺そうとするなんて……それもよりにもよって息子のザンザスに。
しかも過去を思い出しながら淡々と語るスクアーロにも苛立ちを覚える。
人の命をなんだと思っているんだ?――その後ザンザスは氷漬けにされたから
結果的には彼らの願いは果たされなかったわけだけど……それでも
「ボンゴレを……九代目を襲ったことを………
今も後悔していないような口ぶりなのが腹立つ」
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彷徨いアリス